この物語はほんの半年くらい分の美しい話。
でも当事者だったら重すぎてきっと倒れる。陽一さん(主人公)だって、白鳥の孫ができるくらいまで時間経ってもひとりみたいだし。
鳥じゃなくてもまかり間違ってそういう非日常に落ちてしまうことってあるかもしれない。
シベリアに帰って行った美羽さんのその後も気になります。
何となくだけど他人事のような気がしません。
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コメント
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いろいろな要素が織り交ぜられていて、単行本1冊とは思えないほど密度が濃かったですよね。
わたしはこのお話、親子の相克と自立の物語と読めました。読者にとって主人公ふたりの行く末はほとんど分かりきっているわけで、作者はその予想を裏切ることなく、おそらくいちばんあたりまえの選択を2人にさせました。脇の2人もなんやかんやで親になっているわけで。だから、書き下しのエピローグも効いてくる。
同じようにフツーに親となっているわたしにとっては、「橋が恋人」と言い切れる陽一のほうがファンタジーだし、それはそれで幸せなことだと思いますよ。
投稿: なを | 2007年10月26日 (金) 19時06分
どうもこんばんはです。
ああああー。
私は美羽さんの天然ボケに目を奪われていたので(いやあのボケっぷりはほんとうにもう我が事のように感じるのよ)、一瞬何のことかと思いました。沓澤親子の話とかですよね(汗)。
うー、そこまではあんまり読み込んでなかったです〜。不覚。
たしかに沓澤・糸織組の目線が加わることで、白鳥が女の子になってやってくるというファンタジーがきちんと血肉の通った物語になっていますよね。ほんとうの主人公は案外こっちなのかもしれない、この人たちを描きたくて童話のような設定に行き当たったのかもとか思ったり。
それにしても、物語が終わった後、遠い北国でひとりでヒナを育てていたかもしれない美羽さんを想像すると胸が痛くなります。
同族のつがいの相手を捜し直しして幸せになっていてほしいところなんだけど。
ふう。
投稿: みかげ | 2007年10月27日 (土) 00時23分