考え事
時々ふと思うことがあります。
私の父方の祖母は、祖父が亡くなってから自分が死ぬまでの31年間ひとりでいました。まぁその大半は叔父一家と二世帯住宅を建てて住んでいたし、年配の同性の友人が同居したりもしていたので、完全にひとり暮らしという訳ではなかったんですけどね。
母方の祖母は今私の実家に身を寄せているのですが、伴侶に先立たれてからこれまた35年が経っている。こちらの祖母は半ば独居状態の時期が長かったのですが、それでも味噌汁の冷めない距離に叔母一家が住んでいました。
家族が近くに居るのは心強いとは思う。
でも、別の意味で寂しくなかったのだろうかと考えてしまうことがあるのよ。当人としては「気が付いたら30年経っていた」だろうけれども、そんな長い間、隣に誰もいない時間を生きて行くのは私だったらきっと耐えられない。
まぁ私の場合は40過ぎで不発弾を抱えることになってしまったので、祖母二人のように延々と長生きというのは考えにくいかもしれないけれども。とすると、残されてしまうダンナは、一体...。
実はこれが、ほんとうは子供が好きではなかった私が妊娠・出産に踏み切った理由でした。もし彼がいなくなっても、私が先にいなくなったとしても、一緒だった時の思い出を共有出来る誰かがいてほしい、と。
まぁとりあえずその望みは一応叶ったことにはなりますが。
とは言え、もっぺん言っちゃうと、30年はいくら何でもねえ。
私が残されたら1年で干上がってしまいそうな気もちょびっとだけどするので(苦笑)、どっちが先でもできれば時差は少なくて済みますようにというのが目下のところの私の願いです。
.......ああ、でも、実際にひとりになったら案外欲が出ちゃって、話したいネタを集めておきたいからお迎えはもちょっと待ってとか言い出したりして。はははは。
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