暴走少女というファンタジー
今は「ヤンデレ」て言うんですか?
(ぐぐってみたけど微妙に確証が持てなかった.....)
むかーしからありますよね、恋するあまりにとんでもない行動に走る女子伝説。
彼氏に逢いたいって理由で放火したり。
振り向いてくれないからって相手の首切ったり。
思いが募って大蛇に化けた挙句相手を蒸し殺したのまで居たな。
実は10代後半の頃、座右の書がよりによってそういうの=「サロメ」だったという黒歴史が私にはあるんですが(苦笑)いい加減そこらへんから足を洗ってフツーに生きている今でもたまにそういった題材の作品に心惹かれてしまうことがあるのよ。
で、こないだの曲です。
再生数上がってます>「バンシー・ストライクス」
私もついふらふら日参してたり。
歌詞を書き出してみたんで載せましょう。
いーい案配に煮詰まってコワれてるんだこれがまた。
私あの人のために泣くって
決めたの決めた決めたんだ決めたの
あの人の為に泣いて泣いて喉を潰すの
(泣)
涙がこぼれるお仕事
(泣)
私は泣くの泣くんだってば
邪魔しないで邪魔しないで邪魔すんな
あの人の死ぬのを邪魔をしないで
ごみくず
涙がこぼれる性格
(泣)
涙がこぼれるあの人
胸の高鳴りが止まらない
もう待ってらんないわ
ぶち殺してから泣くわ
涙がこぼれるワガママ
(泣)
涙が出ない 少しも出てこない
どんまい 次がんばろ
(泣)
(笑)
(泣)
...実際身近に居たら困っちゃいますけどね>暴走娘(苦笑)
でも、何かのことを心が壊れるほどに強く思い続ける少女の姿自体には深く魂を揺さぶられてしまう。自分の奥底にも微かにそう言う面が残っているだけに、そしてもうそんな真似は許されない年になってしまっただけに。
そう言えば:高校の頃に行ったコンサートの出演ミュージシャンも「バンシーズ」だったな。歴史は巡るねぇ。
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コメント
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多分このコトバ、オトコとして「都合の良い」状態というのが、根っこにあると思うのね。
つまり病むようになるまで、自分のことを好きで居てくれる・・・てゆうか自分に「依存」してくれている状態。あなたなしでは生きられない・・・だけど「無条件というわけにいかない」というアンビバレントを表現している存在なのでは?
ですから、取り返しのつかない状態まで突き抜けてしまうと、もはや「デレ」ではなくなる。恋する故に破滅してしまうというのは、どこまでいっても理解し難い性差ゆえなのかもしれません。
だからオトコは心情的には、乙女の暴走を肯定しつつも、それをもっと建設的に使いたがる。取り返しがつかなくなる前に回収したくなっちゃうんでしょう(・・・「イヤボーン」でググってみてくだされ)。
乙女の暴走を一発逆転のドラマに利用する。それもまた、都合の良いファンタジーには違いないですよね。
投稿: なを | 2009年4月20日 (月) 16時30分
コメどうもです。
お返事に悩みまくりまして、遅くなりました。
伝説レベルまで暴走がヒートするともう既に「病む+デレデレ」ではなくなっちゃうんですよね。
この曲ももうぼちぼちとりかえしがつかないのかもなあ(苦笑)
普通は回収不能前後でしばし嘆き悲しんで、ひとしきりくだを巻いて、そしてがんばってふっきる。忘れる。女性の恋愛は上書きってのはまぁそういうことでしょう。
伝説の数々はそこをふんばらずに突っ走っちゃう瞬間から発生してるんですよ。だから自戒でもありつつ憧れとしても存在してしまうというか。
しかしまぁ「バンシー・ストライクス」は、言葉通りに受け取ると:暴走しまくった挙句にあっさり上書きして忘却の彼方に乱行を葬り「どんまい次がんばる」ですから、ある意味いちばんタチが悪いかも(笑)
投稿: みかげ | 2009年5月25日 (月) 18時24分