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2009年5月29日 (金)

ずるいような気もする

誰が、て、ブライスなんですけどね。

眉のない、ぱかっと大きなまつげの長い目。
この雰囲気は何かに似ている...とずっと思っていたのですが、小犬っぽいことに気付いたのが数日前(.......「火星田マチ子」にも似てると思いますがぼそり)。
ほら、随分前に小犬を広角レンズで接写して頭でっかちに撮ったのが流行ったじゃないですか。あの感じにとても近いのよ。
ただし、ブライスは犬じゃなくて人形ですので、服が着せられるし髪型やメイクもいじれる。いきものとぬいぐるみと着せ替え人形のいいとこどりなわけです。問題はただひとつ、その要素満載というかオーバー気味なところを見る人が受け入れられるか、だけ(まあ最初の発売当時はそこでひっかかって消えたという)。

多分犬の方が流行した時期が早かったんじゃなかったっけ。
とすれば、観客の感性の敷居はかなり低くなっていたはず。

何か、それまでの人形とは違う要素があるが故に浸透が早いのだなというのは何となく気付いていたんですよね。でもビンテージものを愛でるのとかそういうのとは全く違うし....と、ずっと首をひねってたんですよ実は。
犬かー(タメイキ)
犬が苦手な私がブライスに対して時折イライラする原因ももしかしてここにあったのかなあ。意識してなかったんだけど。

同じ頭でっかちドールでもプーリップの場合は少女漫画の文法を持ち込んだのがわかるので、彼女が受け入れられたのは納得がすぐいったし、momokoの場合はいい意味でも悪い意味でも(一見さんにとっては価格も服のクオリティも高すぎておいそれとは手が出ない)緻密でリアルにおしゃれな女の子を再現できたことがウケたのも理解出来た。
ブライスだけ、ずっと謎だったんです。
でも「あの子のどこがいいの?」てストレートに訊くのはただのやっかみ(苦笑)

小型犬を愛でるのと一緒だと思えば、彼女がオブジェのような服やキッチュな衣装を涼しい顔して着こなせるのも合点がいく。
んー、でもそれって、人形としては若干ずるくない?や、遊び倒しの敷居が低い、門番みたいな子は着せ替え人形界には絶対必要なんだけど、それにしては人形本体の単価が高いからさ。
人形生活のスタートラインがリアルタイムでのリカちゃん体験だった私にとって、子供向きでない門番ってのはひっかかり要因としてはでかいのよね〜。

ま、もちょっと、彼女については考察を重ねてみようと思っていますよ。

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