知らされる運命なら、まみれてしまいたい
「ヴァーチャル・ラビット」が出た時のインタビューだから15年くらい前になるのかなあ。平沢進師匠がロッキング・オン誌のインタビューで言っていた言葉です。
本人がもともとはどういう意図で放った言葉なのかはいまいち判ってないんですが(苦笑)、ものすごく深く心に刻まれてしまったのは、その同じ号に載っていたのがXのYOSHIKIのロングインタビューだったからです。
私、今にして思うとなんだけど、その本で「知らされて」しまったんですよ。このなんかよく判らんうそっこ金髪の兄ちゃんに何年も振り回されるって。自分のテリトリー(って着せ替え人形界ですが)も込みで!
でまぁ私は結局まんまと「まみれて」しまったんですが、進んで身を投げて行ったことが後々ものすごく自分の「身」になったんですよね。
ああ、まみれるということはこういうことなのかと。
その「まみれてしまおう」という気持ちを持つことで、病気になっても前向きに対処出来たし、多分このあと何かが自分自身に起きたとしてもきちんと目をそらさず最期まで考えることが出来る自分になれたんじゃないかとも思ってます。
人形もそうだな。ジェニーが植物状態になったところで何もかも投げて隠居しちゃってもよかったんですよ。でも、私はその先が見てみたかった。彼女が培った礎がどういう形で活かされて行くのか。......こっちの結論はいまのところまだ見えて来ないですが、彼女を失って流された幾多の血の涙が、決して無駄ではなかったことはちゃんと確認してから瞼を閉じたいのよね。
まぁそんなワケで、日々、因幡の白うさぎみたいにのたうちまわって生きてますよ。
ツラくなると「死にたい...(<これは「やり直したい」てことだなと最近気付きましたが)」とかこっそりつぶやきながらですけどね。
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追記:
似たようなことをその10年近く前にも師匠は喋ってましたね。
P-MODELの3rd「potpourri」のコンセプトに通じるものが、「知らされる運命ならば..」という言葉の中にあるのではないかとも私は思っています。
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